『万能クリーム作り&経皮毒を学ぼう』WSを開催しました

活動報告

6月5日、水よう日。島時間が流れる青空の下、向島のグリーンハウスフィールドにて『万能クリーム作り&経皮毒を学ぼう』のワークショップを開催しました。講師には、向島在住、子育て支援センター“はぐ”、子育てサークルやマルシマなどでワークショップを多数開催されている松浦綾美さんをお呼びしました。このクリームはとても万能で、みらいのこども舎でも活動時に虫刺されや軽いすり傷に使用しているものです。

天然のアロマでゆるやかに虫除け

初めにお茶を飲みリラックスしながら、「経皮毒」についてのお勉強。「みなさんが使っている虫除けは安全ですか?」の問いから始まりました。松浦さんご自身も、かつては一般的な虫よけ剤にディートと呼ばれる化学物質が使用されていることを知らずお子さんに使われていたそうです。「ワンプッシュのよく売っている虫除けはどうなの?」「蚊取り線香は有害?」など参加者の皆さんからも熱い意見・質問が飛び交いました。有害な農薬や化学物質が含まれる危険性のあるものを幼児に使うよりも、天然のアロマでゆるやかに、香りとともに爽やかに虫除けができるのが良いのではないかとのお話をしてくださいました。そして、さらに深いお話へ。

「経皮毒って何?えっ?皮膚からも入るの?」

現代の私たちの暮らす環境には、化粧品はもちろん、日焼け止め、シャンプー、洗剤、歯磨き粉など、入っていないものを探すのが難しいほど、化学物質で溢れかえっているようです。そして、それらは皮膚からも吸収されているそうなんです。口から入るものは肝臓の働きで90%以上解毒分解されることに比べ、皮膚から入った場合は、10日かかっても解毒分解はわずか10%にも満たないそう。衝撃です。そしてそれが蓄積されアレルギーや花粉症などを引き起こすこともあるそうです。

体の部位によっても吸収率が違い、年齢でも幼児は吸収率も副作用も高いというデータが出ているそう。吸収率トップ3は、「3位:あご」「2位:背中」「1位:性器」だそうです。シャンプーやリンス、生理用ナプキンや紙おむつしかり、どんなものを使うかで体調も全然違うと参加者の方からの意見も聞かれました。日用品を選ぶ時は、まずはラベルをチェック!合成界面活性剤が含まれるものはなるべく避け、石けん素地記載のものを選び、商品の安全性を確認。天然成分・天然素材を使ったものを選んでいきましょうとのことでした。
(※参考図書を文末に記載していますのでご興味のある方はご覧下さい。)

万能クリームは、本当に万能!

レクチャーの後は、いよいよミツロウ万能クリーム作り。今回使用したミツロウは、松浦さんが手作りされたものを使いました。加えてオーガニックのホホバオイルとティーツリーの精油を使用。どちらも抗菌作用が高く、皮膚のトラブルに万能な効き目があるそうです。ミツロウとオイルを溶かし精油をプラスして出来上がり!

なんとも言えない癒しの香りが心を落ち着けます。簡単に手作りできるのが本当にありがたい。虫刺され、日焼け止めに日焼け後、軽い擦り傷にオムツかぶれ、唇にも塗れる上に、香りにもリラックス効果あり。ご家庭の救急箱に、ぜひ1つ常備して頂きたいアイテムです。

一仕事を終えた後はおやつを食べながら、また色々な話で盛り上がりました。ご参加いただいた皆様、講師の松浦さん、有意義な時間をありがとうございました!

皆さんと一緒に、暮らしに身近なものを題材に学ぶワークショップを、これからも開催していきたいと思います。お楽しみに!

text by.おひさまぐみリーダー 青山路巳

(参考図書)

『見てわかる!図解 経皮毒』(日東書院本社 2005/11/1出版)山下 玲夜  (著), 竹内 久米司 (著), 稲津 教久 (著)

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