メッセージリレー第4回は、尾道にある「うさぎとかめ保育園」の創始者の1人である小林文枝さんです。
ご自身のお子さんを育てながら、
「子どもにとって“複数の母たち”をつくりだしたい」
「子どもはみんなで育てるもの」
「障害があろうとなかろうと、ごちゃごちゃと育ち合う場をつくりたい」
そんな願いを、ごく普通の民家を借りて共同保育のイメージで保育園を始められた文枝さん。
加えて、
「専門家にこだわらないこと」「魅力的な大人との出会いの大切さ」
これらは、当時から大事にしていたことだそうです。色々な経験談をお持ちの大先輩方からのアドバイスは、本当に貴重でありがたい限りです。文枝さんたちが大切にしていたことを、未来へと繋いでいきたいと思います。
ご一読ください。
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エネルギーの源は、子どもたちに手渡してやれる環境
こんにちは。みらいのこども舎の母体でもある「むかいしまseeds」会員の小林文枝です。40年程前が、子育て真っ最中だった世代です。
その頃、日本各地の生活環境は大気汚染にまみれ光化学スモッグ発令がでては子ども達の外遊びが禁じられたり、又、農業の世界は農薬化学肥料が主流で有機農産物を手に入れることも容易ではありませんでした。
それでも当時、合成洗剤ではなく石鹸を取り扱ってくれる店を探したり、農家と提携してお米や野菜を購入できる仕組みつくりに参加したりした私のエネルギーの源は子どもたちに手渡してやれる環境「教育も含めて」をとの思いでした。

子ども達の自由な遊びを萎縮させてきたところの
「何かあったら、どうするんだ!」を乗り越えるには、
大人たちが各々に出来る力、人手を出しあう共同作業で生まれる信頼関係だと思います。
みらいのこども舎にはそのことが、しっかりと根付いています。
老若男女、世代を越えてお互い刺激しあえるゆったり大きな器があります。
みらいのこども舎の活躍を、のぞいてみて下さい。
そして、皆さまのお力を寄せて下さいますようお願いいたします!
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